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支援団体チャレキッズサポーターズ
チャレキッズサポーターズは、「障がいのある子ども達が夢を描ける社会の実現」を目標に活動を行う団体です。
息子よ、そのままでいい
私は、思うのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
あなたはもっと、普通の生活を送れていたかもしれないと。
私は、考えてしまうのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
私たちはもっと楽に暮らしていけたかもしれないと。
(中略)
幼い次男は、「お兄ちゃんはしゃべれないんだよ」と言います。
いずれ「お前の兄ちゃんは馬鹿だ」と言われ、泣くんだろう。
想像すると、私は朝食が喉を通らなくなります。
そんな朝を何度も過ごして、
突然気が付いたのです。
弟よ、お前は人にいじめられるかもしれないが、
人をいじめる人にはならないだろう。生まれた時から、障害のある兄ちゃんがいた。
お前の人格は、
この兄ちゃんがいた環境で形作られたのだ。
お前は優しい、いい男に育つだろう。それから、私ははたと気付いたのです。
あなたが生まれたことで、
私たち夫婦は悩み考え、
それまでとは違う人生を生きてきた。親である私たちでさえ、あなたが生まれなかったら、
神戸 金史 著 「障がいを持つ息子へ~息子よ。そのままで、いい。~」ブックマン社より引用
今の私たちではないのだね。
チャレキッズサポーターズとは
「チャレキッズサポーターズ」は,平成27年度から28年度までの2年間に福岡市教育委員会とNPOの共働事業として行った「チャレキッズプロジェクト」事業の理念を引き継ぎ,平成29年度より活動をおこなう任意団体です。
活動では子どもたちが夢を描けるよう、職業体験の機会を創出。
さらに、その機会は企業側の障がいに対する理解を深めるための機会とも捉えています。
そして、彼らを取り巻く環境へのアプローチとして、保護者や担任教師、企業、福祉関係者などを集め、当人の夢を描きながら「自分たちに出来ること」を探していくワークショップなども行って参ります。
これらの取り組みでは「障がい者と暮らし働く事が、社会全体を豊かにする」という、理念とメッセージが込められています。
昨今の障がい者を対象とした凄惨な事件を背景に広がる、不安や差別の意識。今こそ、多様な社会のあり方を皆さんで考え、行動して頂く事が必要と感じています。
冒頭で引用させて頂いたのは、その惨事を受けて、RKB毎日放送の記者であり、自身も自閉症の息子さんがいらっしゃる、神戸金史さんが綴った詩です。
Facebookで綴られた詩は反響を呼び、本にまでなりました。
障がいのある子どもたちも夢が描ける社会なれば・・・。
おぼろげながらでも「そうあってほしい」、と思う皆さんには是非「知ること」から初めて頂きたいと願っています。
チャレキッズプロジェクトのねらい
「障がいのある子どもたちの夢ってなんだろう?」
社会的に「特別」となってしまっている障がいのある子どもたち。
そんな子どもたちに対し、養護・支援という関わりだけでなく、自立、就労という可能性を広げていくことで社会にある障がい者観を変革していきながら、その夢(可能性)と社会をさまざまなアプローチでコミットさせていく。
それがこの「チャレキッズプロジェクト」の狙いです。
チャレキッズプロジェクトでは、障がいのある子どもたちの
「夢に近づく」
「夢が生まれる」
といった取り組みをホームページで公開しています。
この取り組みを通して、障がいのある子どもたちの周りにいる親や兄弟はもちろんのこと、就労や生活で大きく関わる地域社会の可能性も広げていければと思っています。
チャレキッズ仕事体験記
子どもたちの
「選択するチカラをつける」
「自発性の芽を育てる」
という目的で、チャレキッズでは「職業体験」の活動を行っています。
- お仕事体験 実例1【バス運転士】
- 西鉄バス教習所にて「バス運転士」のお仕事を体験。
好きなことであれば子供は大いに集中する、そういう所長さんのはからいで、彼らにもバスの運転体験までさせてくださいました。 - お仕事体験 実例2【畳屋さん】
- 畳作りの体験をしました。福岡は畳やい草の生産が盛んなんだそうです。
初めて見る畳の裏側、縁を自分たちで縫いました。 -
Work Shop
チャレキッズプロジェクトでは、障がいのある子どもだけでなく、彼らを取り巻く環境の意識変革にもアプローチしています。
写真は「夢を拓くロードマップを創ろう」というタイトルで、障がい児童の未来を描きながら“私たちに出来ること”に気づいていくワークショップの模様です。
選択する力を育む合宿
選択する力をつけよう!というテーマで行った合宿。夕飯を選び、お風呂屋さんへ移動し、ゴミ拾いをし、工作を楽しむ。様々な面で「選択」するシーンを取り入れ、子ども達の気付きのチャンスをつくりました。初めてお泊りする!なんていう子もいてドキドキでしたが、お互いに学びや気付きのある合宿でした。
チャレキッズサポーターズさんからのメッセージ
この度はregatyさんより支援のお声がけを頂けて大変喜んでおります。
私達の理念や活動にご共感いただき、想いを同じくしてくださる皆さんがそのシルシとして、何かを手に取り、身につけ、行動する。
その姿が周りの人へのさりげないメッセージになってゆく。
同時にお買上げ頂いた売上の一部が私たちの活動資金となり、我々はその思い受け取り活動に活かす。
そんな循環で、支援者を、理解者を、増やしていけたら嬉しいです。
ドウゾ皆さんの想いやメッセージを、「身に付ける」ことで発信していただきたいと思います。
ご支援、よろしくお願い申し上げます。
「You are never alone」あなたは決して1人ではない
今回、チャレキッズを支援させて頂く時期に合わせて、
regaty オリジナルの「You are never alone」という刻印入りブレスレットを販売開始致します。
このブレスレットには
「あなたは決して1人じゃない。
あなたの仲間が、周りには沢山いるんだよ。」
というメッセージが込められています。
障がいがあってもなくても関係なく、みんなが楽しく夢を持って生きていける社会を目指している人はたくさんいます。
そんな方々が、たとえ同じ場に居なくとも心が繋がっていることを感じる事ができるアイテムになればと思っています。
regatyのブレスレットは革の切り出しから染め、縫い、仕上げまですべての工程を1人の革職人が行っています。革は古来からのなめしの方法で、植物が持つ「タンニン」という天然物質を用いた「タンニンなめし」を行ったヌメ革を使用しています。
結合部分はマグネット式になっており、片手でも簡単に取り外しが出来ます
ブレスレットに限らず、regatyの商品にはすべて700円の寄付が付いています。
あなたがひとつ商品を購入する事で、700円が選択された団体に寄付されます。
私たちregatyと一緒にチャレキッズサポーターズを応援しませんか?
寄付金の使いみち
- 職場体験、ワークショップなどの活動費用
- 広報発信(WEB、紙媒体など)のための費用
regaty 藤田コメント
障がいがある方とそうでない方の間には、まだ「壁」のようなものが存在している気がします。
中嶋さんとお話しさせて頂き、
「障がいに限らず、国籍や性別、宗教など関係なく、同じ『人』としての付き合いができる社会にしていきたい」と強く感じました。
中嶋さんや私のような「今まで障がいのある方に接する機会が少なかった人」が、チャレキッズのような活動に関わっていくことにより、目には見えない「壁」のようなものが無くなっていくのではないかと思います。
また、regatyの商品がキッカケで「チャレキッズ」の活動を知り、賛同してくださる方がひとりずつでも増えて頂けますよう私たちも活動していきます。
new arrival
チャレキッズサポーターズ:代表 中嶋 一顯さんからのメッセージ
僕はライフワークである、ラジオの仕事を通じて障がい者のコミュニティと接する機会を得ました。
最初はただ彼らの持つ情報を必要としている人もいるだろう、そのくらいの気持ちでした。
しかし関わる様になって、目からウロコな事がいっぱいありました。
一言で言うと「彼らと共に暮す、働くことは豊かになることだ」、ということです。
それを体現するには訓練や鍛錬が必要ですが、手に入れることができれば、間違いなく幸せになれる価値観です。是非、そんな価値観に触れて欲しい、そう願っています。