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支援団体公益財団法人 ジョイセフ
ジョイセフは、途上国の妊産婦と女性の命と健康を守る活動をしています。
緊急支援決定
- 熊本地震 被災女性・母子支援
- このたび2016年4月14日、4月16日に発生した熊本地震により被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
ジョイセフは、熊本地震被災者、特に女性・母子のための支援募金を立ち上げました。
2016/05/01-05/16迄にチャリティーTシャツをご購入頂いた皆さまからの寄付金は、ジョイセフのこれまでの被災地支援経験を生かし、熊本地震で被災した女性と母子が必要としている支援にすべて充てられます。
※上記期間を終了した為、現在のみなさまからの寄付金は、ジョイセフの活動全般の運営費として活用頂きます。
- 世界では1日に830人の女性が妊娠や出産が原因で命を落としています
- 本来、世界中のすべての女性には、健康や性についての知識や情報を得て、自らの意思で人生を選択し決定する権利があります。
しかし、現状は違います。
途上国では、さまざまな「格差」によって、今なお、女性であるがゆえに、命や健康が危険にさらされることがあります。 - 想像してみてください
- 電車もバスもなく、一番近い診療所まで、でこぼこの道を歩いて4時間もかかる村に住み自分の意志で行くことすら許されず、妊娠・出産に関する知識もなく、子どもを生むことに不安な自分の姿を。
これが、アフリカでよく見られる村の現実です。
「格差」とは何か?
ジェンダー格差(男女格差)、地域格差、経済格差、教育格差、医療格差などが存在する中、宗教、民族、文化、慣習など、女性を取りまく環境が「命の格差」を生んでいるのです。
この格差によって、今も途上国の多くの女性が、早婚・若年妊娠・教育機会の喪失・家庭内暴力(DV)・性暴力・人身売買・望まない妊娠・女性性器切除などによって、命や健康がおびやかされています。
格差による被害例
- 国名:ネパール
- ジェンダーに基づく暴力(ジェンダー・ベースド・バイオレンス:GBV)の現状
ネパールでは15~49歳の女性の22%は15歳以降に少なくとも1度、身体的暴力を受けている。
「出典:世界人口白書2015」
さらに全体の12%は少なくとも1度性的暴力を経験。ネパールのある地域では、81%のネパール女性が性的および身体的暴力の被害を受けています。
「出典:Nepal Preliminary Mapping of Gender Based Violence」
ネパールのある地域で12歳の女の子の性暴力被害の報告を受けました。
相手は父親です。
父親は、もうずっとその女の子が小さいころから、日常的に繰り返し性的暴力を行っていました。
彼女はそのことをずっと言えず隠していましたが、ジョイセフが活動をしている避難所でのカウンセリングをきっかけに告白しました。
今、父親は逮捕され、彼女は施設で保護されています。
こうした被害がネパールでは珍しいことではなく、日常的に行われているのです。
ネパールが抱える大きな闇、それは女性が受ける「性差別によって起こる暴力被害」が異常に多いこと。
内容は身体的暴力、精神的な暴力、近親相姦などの性的暴力などが挙げられます。この解決に非常に重要なのが「カウンセリング」です。
家族の中で起きている問題は他人には話しづらく、とくに田舎ではコミュニティーも狭いため、相談できる第三者がいません。
日本のような先進国とは違ってホットラインのような機関も未発達であり、途上国では相談できる第三者の存在がとても大切となってきます。
ネパールの国特有の女性への格差および健康に関する課題(人身売買・ジェンダー・ベースド・バイオレンス・若年妊娠など)を改善するためには、村で活動する同世代の協力者、ユースボランティア(若者ボランティア)の存在が欠かせません。
ユースボランティアたちは、同世代の仲間として一緒に問題解決へと導くピア・エデュケーターとなり、同じ世代の若者たちに向けて、月経教育などの性教育だけでなく、人身売買禁止の啓発活動を行っていきます。その事が格差の改善へと繋がります。
ジョイセフの活動
ジョイセフが、開発途上国で女性の命と健康を守る活動をしている理由は何か。
それは、女性の命と健康が、特に途上国では「格差」によっておびやかされているからです。
ジョイセフは、その「格差」をなくすために、女性を取りまく環境を改善していかなければいけません。
格差をなくすことは、容易ではありません。
ジョイセフは、必要な知識と情報を人々に提供し、それによって一人ひとりの意識や行動を変えていく。
そして、途上国の政府や地域のNGO と連携し、人間を中心とした支援を行う。
それは、住民の視点に立った、地域の人びとの、地域の人びとによる、地域の人びとのための、命と健康を守る活動です。
ジョイセフの活動の目指すところは、さまざまな格差によって弱い立場に置かれている女性の命と健康を守るために、持続可能な環境をつくることです。
ジョイセフが700円で出来ること
- 700円×50枚=35,000円
- ザンビアでは、出産するために必要な「出産キット・1個約2,000円」が17人分購入出来ます。
- 700円×100枚=70,000円
- ネパールでは、ピア・エデュケーター育成のための啓発イベントを強化することが出来ます。
- 700円×150枚=105,000円
- ザンビアでは、出産時に使用する「分娩台」を1台購入することが出来ます。
new arrival
regaty 藤田コメント
ジョイセフ事務局の方々が「私たちの活動はいつも笑顔」と話されていたのが印象的でした。
厳しい環境の途上国の女性も、この笑顔に救われ、心を開いていくのだろうと思います。
5 月は母の日。世界中のがんばっているお母さんにジョイセフからの笑顔が届くことを願っています。
公益財団法人ジョイセフ:市民社会連携グループ グループ長
小野美智代さんからのメッセージ
私たちジョイセフを支援先に選んでくださった株式会社regaty 様、そして何よりチャリティTシャツをご購入くださった皆さまに、心よりお礼申し上げます。
ちょうどここ日本では、ゴールデンウィークがあり、こどもの日、母の日と賑わうこの5月の期間に皆さまと繋がれたこととても光栄に思います。
regatyのチャリティTシャツを手にしてくださった皆さまに、私から一言、
あなたも私も、地球に住むすべての人が、お母さんから生まれてきた。
みんなで世界中のお母さんを笑顔にしよう
というメッセージをお届けしたい。
世界では、今なおも、毎日約830人の女性が、妊娠・出産・中絶で命を落としています。その99.7%が、途上国で起きています。
世界でもっとも長く生きる国、ここ日本からできることをと、ジョイセフは48年間活動を続けています。
チャリティTシャツのご支援では、途上国で望まない妊娠をする女の子たちが危険な中絶で落とさないように啓発教育する支援に使わせていただきます。
regatyでのつながりをご縁に、引き続きご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。