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支援団体特定非営利活動法人 NGO 福岡ネットワーク(FUNN)
NGO 福岡ネットワーク(通称:FUNN)は、国際的な活動を行っているNGO 団体を支援するネットワーク組織です。
「国際協力がしたい。」
という人が増えている一方、
「国際協力って必要?」
「外国の援助より、まず日本でしょ!」
という声も聞きます。
みなさんはどう思われるでしょうか。
私たちregatyが今まで支援させて頂いた団体は、ほとんどが国際的な支援団体です。
スーダン・コロンビア・インド・カンボジアなどの途上国で活動を行っているNGOです。


いくら経済が長期的に低迷しているとはいえ、現在の日本で飲水に困っている国民はいません。
田舎の町でも舗装されていない幹線道路はほとんど無く、全国に5万5千店もある24時間営業のコンビニは利便性があり、真夜中の治安にも一役買っています。
私たち日本人が当たり前のように享受している生活は、電力をはじめ貴重なエネルギー資源によって支えられています。日本は世界的にみてもかなりの電力エネルギー消費国ですが、自給率はわずか20%。石油に関しては99.7%を海外に依存しています。
もし、途上国を含む他国が日本との関係を断ち切ると、私たちが現在の生活を維持することは不可能です。
国際協力といっても大きく2つあると思います。ダムや道路を造る「開発型援助」と、医療や難民、貧困などの「人道援助」です。日本の「国益」という観点から考えると「開発型援助」という国際協力は必要でしょう。


しかし、「人道援助」に理由は要らないのではないでしょうか。
国や宗教などが違っても、同じ「人」です。
単に「豊かな国が貧しい国を助ける」という事ではなく「同じ地球に住む仲間として、限りある資源を73億以上のみんなでケンカせずに分けるにはどうするべきか」という感覚が必要なのではないかと思うのです。
国際協力といっても、必ずしも外国に行くことではなく、日本にいても出来る事はたくさんあります。
私たちが今できる国際協力を一緒に考えてみませんか?
国際協力とは・・
国際協力の考え方は人それぞれだと思います。
「これが正しい」という正解は、私には分かりません。
FUNNの事務局長である原田君子さんは
「国際協力は魚を与えるのではありません。魚の釣り方を教えるのです。」
と言われていました。
私もそう思います。
仮に
「いらなくなった服や靴をアフリカの子どもたちに届ける。」
という企画があったとします。
それは良いことだ、と参加する日本人も多いでしょう。でも、
アフリカのどの国に届くのか。
なぜ靴が無いのか。
しっかりと見極める必要があると思います。
仮にアフリカの貧しい国に、不要になった服や靴をたくさん送ったとします。
それを無料で配布された人は嬉しいかもしれません。
しかし、それまで現地で服を作り、その服を仕入れて売っていた洋服屋はどうなるのでしょうか。
もちろん、服は売れなくなります。
細々と営んでいたお店は直ぐに潰れてしまうでしょう。
そして、その地域から洋服屋がなくなる。
地元で服も作られなくなる。
こうして基幹産業である繊維産業が衰退していく。
送られてきた服や靴はやがて古くなり、また裸足の生活に戻る。
これはあくまでも仮の話ですが、これに似た実例はいくつもあります。


まずは「知ること」が大事
「国際協力に興味はあるんだけど、何をしたらいいんだろう」
「そもそもNGOってなんだろう」
FUNNではそんな基本的な質問から、「国際協力に参加したいが、どのような方法があるか」といった実践的な質問にも対応しています。
(「NGO相談員」という市民やNGO関係者からの質問、照会に応える制度。)
FUNNは、国際的な活動を行っているNGO団体を支援するネットワーク組織です。
現在、福岡や九州地域に活動拠点を置く国際NGOが25団体加盟しています。
それぞれの団体の活動は資金・精神的に独立していますが、FUNNの活動理念や目的に賛同した団体が集まることで、加盟団体間の交流や事業等の連携・協働が生まれています。


FUNN加盟団体
- NPO法人 ISAPH
- アジア開発銀行福岡NGO フォーラム(FNA・エフナ)
- 特定非営利活動法人 アジア女性センター
- 特定非営利活動法人 明日のカンボジアを考える会
- 認定NPO法人 ACE
- NPO法人 エスペランサ
- 一般財団法人 カンボジア地雷撤去キャンペーン
- (特活)九州海外協力協会
- くるんて~ぷの会
- コミュニティコミュニケーション・サポートセンター
- 債務と貧困を考えるジュビリー九州
- JVC 九州ネットワーク
- Save the African Children
- 特定非営利活動法人 ソルト・パヤタス
- NPO法人 チェルノブイリ医療支援ネットワーク
- 認定NPO法人 地球市民の会
- チベットを知る会
- NPO法人 トゥマンハティふくおか
- 特定非営利活動法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
- ネパール歯科医療協力会(ADCN)
- 特定非営利活動法人 バングラデシュと手をつなぐ会
- バングラディシュピルガゾン村診療所実行委員会
- PP21 ふくおか自由学校
- 公益財団法人 福岡YMCA
- フレンズ国際ワークキャンプ九州(FIWC 九州)
- カリブーニケニアの会
- NPO法人 聖母
- NESTEP
- モザンビークのいのちをつなぐ会
Tシャツデザインに「日本デザイナー学院」が参加
今回のチャリティーTシャツのデザイン制作には
「専門学校 日本デザイナー学院 九州校」
の学生が参加してくれました。


国際協力ということで、テーマは
「飢餓・貧困・水・人種差別・災害・難病・救済・教育」でした。
約3ヶ月の授業を通して、33名の学生たちがそれぞれ国際協力について考え、デザインを起こしていきました。
学生の中には今まで「国際協力」について深く考えた事が無かった人も多かったと思います。
今回のデザイン制作を通して、世界中の様々な社会問題を知り、その問題解決にはどのような事が必要かをそれぞれが真剣に考えるキッカケになりました。


「ゼロから一流へ。0→1」という日本デザイナー学院のスローガン通りに、たくさんの素晴らしい作品が生まれました。
その作品の中から最優秀賞として選ばせて頂いた
「子どもたちの夢~Steps for future~」
というデザインを今回のチャリティーTシャツに採用しています。
寄付金の使いみち
今回のTシャツ購入による寄付金は、FUNN の目的に係る活動(FUNN 加盟団体である国際NGOの活動支援等)に充てられます。
regaty 藤田コメント

日本全国にはたくさんの国際NGOが存在します。
それぞれの団体がそれぞれの目的を持ち、日々活動しています。
そのNGOを繋ぐ役目を担っているのがFUNNです。
NGO同士を繋ぐことや、私たち市民、NGO、企業、行政、教育機関などを繋げています。
「縁の下の力持ち」というポジションは人目につきません。しかしながら、どんな組織の中でも全体を繋ぎ、情報を共有するポジションは非常に重要です。
そこで今回は、国際NGO のための中間支援という重要な役割を果たしているFUNNを支援させて頂きました。
FUNNは「九州で一番海外に近い場所」でもあります。事務所を訪れると国際協力の分野で活躍された方々から色んなお話を聞く事が出来ます。
私も事務所を訪れるといつも楽しい時間を過ごさせて頂いています。
今回の企画で、1人でも多くの方が国際協力に興味を持って頂くことが、平和で公平な世界に近づくのではないかと思います。
new arrival
NGO 福岡ネットワーク:事務局長 原田君子さんからのメッセージ
「チャリティーTシャツの販売を通してNGO・NPOを支援したい。福岡の団体について教えて欲しい」これがレガティの藤田さんとFUNNとの出会いでした。
FUNN は外務省から「NGO相談員」という事業の委託を受け、国際協力やNGOに関する様々な相談に応じています。藤田さんの情熱とアイディアいっぱいの相談を受けたFUNNは、この取り組みに共感し、一緒に盛り上げていきたいと考えました。
とても有難いことに、FUNN に加盟する国際協力NGO29団体に先駆けて、まずはFUNNの支援に繋がるT シャツを作っていただけることになりました。
NGOのためのNGOという役割を持つFUNNの活動はなかなか理解を得にくいこともありますが、このチャリティーTシャツをきっかけとしてFUNNの活動が一人でも多くの方に伝わる機会になれば嬉しく思います。そして国際協力に興味を持った時には、藤田さんのようにFUNNを訪ねてください。次に繋がる新しい一歩を私たちと一緒に探しましょう。いつでもお越しをお待ちしています。