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支援団体動物愛護団体 ドッグレスキュー熊本
ドッグレスキュー熊本は、熊本地震により家の崩壊等で一時的に飼養できなくなってしまった犬や地震により迷子になり保護された犬を無償で預かっています。
私(regaty 代表 藤田)は熊本出身です。
4月に起きた熊本地震で、熊本の友人たちのほとんどが被災しました。
しかし、地震後数ヶ月経つとテレビや新聞などで報道される機会が少なくなり、もう復興して元通りになったような錯覚になる方も多いと思います。
でも、そんなことはありません。
被害が大きかったところでは、普段の生活を取り戻すための復興は今からが本番です。
全国各地から熊本への義援金が集まりました。
もちろん私も何度も募金をしました。
しかしながら、その募金が具体的に何に使われているのか見えにくい現状があります。
「募金の使いみちがハッキリとしていて、長期的に支援できる熊本支援がないだろうか。」
そう考えている時に「ドッグレスキュー熊本」の存在を知りました。
地震直後に受け入れを開始
熊本地震の被害が大きかった益城町。
ほど近い場所に「ドッグレスキュー熊本」はあります。
4月14日に地震が発生。
「ドッグレスキュー熊本」の代表である生松さんは
「被災した方々の飼い犬を受け入れよう。」と直ぐに無償で預かる旨をSNS やメディアを通じて告知しました。
避難所での生活や車中泊など、家族の一員であるワンちゃんと一緒にいることが困難な状況になる方々がいるだろう、との判断です。
あれ程の地震です。
人間と同じく、ワンちゃんたちも驚いたに違いありません。
普段大人しい性格のワンちゃんたちもパニックになって家を飛び出してしまった例も多く、たくさんの迷子犬も出ました。
「ドッグレスキュー熊本」はこういった保護された迷子犬も受け入れ、飼い主さんが見つかるまで預かることも決めました。
受け入れ体制の準備に追われていた翌日の深夜、誰も予想していなかった本震が襲ってきました。
この本震で、近くの益城町は壊滅状態となってしまいました。
ドッグレスキュー熊本への問い合わせが一気に増え、当時1,000件を超えたそうです。


愛犬と一緒に暮らせない被災地の現状(益城町)
誰も予想できなかった規模の地震です。
環境省や熊本県もペットとの同行避難を推奨しているにも関わらず、ペットと一緒に入れる避難所がどこなのか全く分からない状況でした。
愛犬を家族の一員として生活してきた方々にとって、ペットの受け入れ拒否ということは、自分自身の受け入れを拒否されたと感じた方もいたようです。
もちろん、ペットが苦手な方もいらっしゃいます。
だからこそ、「ペット同伴可」「ペット同伴不可」と区別された避難所が今後は必要だと思います。
「ドッグレスキュー熊本」も、預かることの出来る許容範囲を超える問い合わせだったため、全てのワンちゃんを預かることは出来ないと判断し、預かる条件を
「家が全倒壊してしまった方」
「車中泊を余儀なくされている方」
「身近な方に犬を預かってもらえない方」
とし、ワンちゃんたちを受け入れてきました。
「ドッグレスキュー熊本」には現状(2016/10/1 現在)で36 頭の被災したワンちゃんを預かっ ています。
代表の生松さんは、まだこれからも問い合わせが増えるだろう。と言われます。
地震発生から約半年。
なぜ、まだ問い合わせが増えるのでしょうか。
益城町や他の被災地の復興は長い道のり
避難所に一緒に連れて行けなくても、倒壊した家の庭等のスペースに犬小屋を設置し、世話をしに自宅まで通われている方もたくさんいらっしゃいます。
一緒に生活は出来なくても、毎日愛犬に会いに行けていました。
そしてようやく、今まで手付かずだった瓦礫の撤去が本格的に行われ始めます。
しかしそうなると、ワンちゃんたちも立ち退かなければなりません。
飼い主さんたちは、家を失い、仮設住宅で生活されている方々で、仮設住宅に犬の入居が認められない場合には一緒に生活することが出来ません。
そういったことから、地震から半年経った今でも問い合わせがあるそうです。


地震は犬たちにもかなりのストレス
「ドッグレスキュー熊本」に来たワンちゃんたち皆が例外なく、ストレスで食欲不振や下痢の状態だったそうです。
代表の生松さんの話に少し驚きました。
「飼い主さんたちには、基本的に預かってる期間は愛犬には会いに来ないでほしい、と言ってるんです。」
飼い主さんは愛犬に絶対会いたいはずです。
でも、最終的に引き取りに来るまで会いに来ないでほしいと。
しかし理由を聞いて納得しました。
飼い主さんが会いに来ると、もちろんワンちゃんたちは喜びます。
でも、またワンちゃんを置いて帰らなければなりません。
ワンちゃんたちは、「なんでまた会えたのに連れて帰ってくれないの?」と、またストレスが溜まり再び下痢などの症状がでるそうです。
そして、その症状がおさまり元気になるのに時間がかかると。
「そうは言っても、愛犬に会えないことで飼い主さんの生活に支障をきたすような場合は会いにきてもらってますよ。でも、別れるときは飼い主さんも辛い思いをするんです。それなら、1日でも早く迎えに来れるように飼い主さんにも頑張ってほしいって思うんです。」
飼い主さんと会えないワンちゃんたちですが、「ドッグレスキュー熊本」の広いドッグランで毎日走り回って元気に過ごしていました。


長期的な支援が必要
本格的な瓦礫の撤去がようやく始まったばかり。
仮設住宅から出ることが出来るのはまだまだ時間がかかります。
「ドッグレスキュー熊本」では被災した方々のワンちゃんを無償で受け入れています。
現状で36頭、地震後に預かって飼い主さんのもとへ帰ったワンちゃんも含めると100頭以上を預かってきました。
現在預かっているワンちゃんたちはまだまだ飼い主さんのもとへは帰れません。
もちろんワンちゃんたちの食事など、費用はかかります。
私たちregaty(レガティ)と一緒に、「ドッグレスキュー熊本」を応援して頂けませんか。


飼い主を待ち続けるワンちゃんがモチーフ
今回、「ドッグレスキュー熊本」を支援させて頂く時期に合わせ、
「2way タイプのショルダーバッグ」を販売開始いたします。
手さげとしても使えるショルダーバッグです。
モデルのワンちゃんは「はぁとスペース」の柴犬こゆきちゃんです。
※こゆきちゃんの紹介 https://www.regaty.jp/contents/heart_09
飼い主を待ち続けるワンちゃんたちが1日でも早く飼い主さんのもとへ帰れる事を願っています。
商品購入ページ→ https://www.regaty.jp/products/detail/91


「ドッグレスキュー熊本」が700 円で出来ること
regatyの商品にはすべて700 円の寄付が付いています。
あなたがひとつ商品を購入する事で、700 円が選択された団体に寄付されます。
- 700円で大型犬1頭の1週間~2週間分のフードが購入出来ます。
- 700円で小型犬1頭の3週間~1ヶ月分のフードが購入出来ます。
- ワクチン接種やフィラリア予防薬・治療費にも充てることが出来ます。


regaty 藤田コメント

たくさんのワンちゃんたちが走り回るドッグランの中で生松さんとお話させて頂きました。
「ドッグレスキュー熊本」は飼い主から飼育放棄されたり、捕獲などで収監されたワンちゃんたちを処分施設から保護し、新しい飼い主さんを探す活動を続けている団体です。
「今の小学校では昔のように学校で飼育する動物たちが極端に少なくなってきてるんです。動物たちと触れ合うことで生命の尊さを学ぶ、という機会が減ってきているのは悲しいことです」寂しそうな表情で話す生松さんが印象的でした。
「ドッグレスキュー熊本」をご支援させて頂くことで、少しでも熊本で被災された方々のお役に立てましたら幸いです。


new arrival
ドッグレスキュー熊本:代表 生松義浩さんからのメッセージ
この度、regaty様にご支援をして頂けることとなり、本当に感謝いたしております。
熊本地震後、被災された方々の犬たちを100頭ほど預かって参りましたが、行政からの支援はなく、一般の皆さまからのご支援により今までやって参りました。
しかし、熊本の復興はこれからという時に、他の保護施設も閉鎖になってきている中、まだ犬の預かりを必要とされている方の為に、これからも頑張って行きたいと思っております。
どうか皆さまのお力をお貸し頂ければ幸いです。